世間では「飲酒の前に牛乳やチーズを食べておくと悪酔いしない」
と言われています。これは、脂肪やタンパク質が皮膜となり、アルコ
ールの吸収率を低めてくれるためとも言われていますが本当なので
しょうか?
はっきり言うと、この噂は半分うそ。というのも、確かにこれらの食べ
物は胃壁に皮膜を作るのですが、すぐに胃酸やタンパク質分解酵素
のために溶かされてしまい、アルコールの吸収を阻止するまでには
及ばないからです。
ただ、がっかりすることはありません。実は、牛乳やチーズは「皮膜」
ではなく、もっと他のものを働かせて本当に悪酔いを防いでくれてい
るからです。 それが、タンパク質やビタミンなどの栄養素。
体内に入ったアルコールは、通常、肝臓の分解酵素によって分解
されます。つまり、分解酵素が多ければ悪酔いはしにくくなるワケで
すが、この酵素の働きを助けているのがタンパク質やビタミンで、こ
れらの栄養素を豊富に含んだ乳製品を飲酒の前に摂っておけば、そ
れだけ肝臓の働きもスムーズになるのです。
「皮膜」には期待できないものの、やはり、悪酔い防止のためには
飲酒前の乳製品の摂取を心がけたいものです。お酒の席は、万全
の体調で臨むようにしましょう。
参考までに・・
2011年03月17日
乳製品を食べると悪酔いしない?
posted by 近鉄八尾中央口センター at 21:00
| ヨッパライ